住宅ローンの破綻
お正月暇なのでAbemaを見てたのですが、
2021年に放送された、このドキュメンタリーお金と人生について考えさせられます。
コロナ禍で激増!住宅ローン破綻の現場 @ABEMA で無料配信中 https://abema.app/8YyR
この番組の中に、すごく親のエゴを感じるご夫婦がでてくるのです。
そのご夫婦は将来子供と同居し、ローンを引き継いでもらうことをこみで、お金を借り入れたのです。
しかしこのコロナ禍を耐えられず家を売却し、残りのローンを払っていく決断をされました。
子供込みで、住宅ローンを支払う借り入れ額は、そもそも身の丈に合っていない無理した借り入れ額です。
しかもこの住宅ローンを組んだ当時、子供は未成年です。随分身勝手な親だと思います。
子供込みで住宅ローンを組むなら、子供が社会人になり話し合ってからだと思います。
このドキュメンタリーにでてくるケースはほとんどが家を売却してもローンが残るケースです。まぁコンセプトが住宅ローンの破綻なのでそうなりますが。
もう住めない家のローンを払うなんて、切ないです。
住宅ローンの人生の破壊力は凄まじいですね。
真面目に働いていた人間を簡単にどん底に突き落とします。ここでポイントなのが、住宅ローンの貸主は銀行であることです。銀行は社会的に見ても信用度の高い業種です。
その銀行の審査を経て、住宅ローンが組めるのです。住宅ローンが払えなくなった場合、本来であれば住宅ローンの借主だけでなく、審査した銀行にも落ち度があるはずなのですが、銀行はダメージを全く受けないのです。せいぜい支払い計画の相談に乗るくらいでしょう。
近年、国の政策として住宅ローン減税や、マイナス金利政策など、安い金利で住宅ローンを組める政策を推し進めてきたのですが、私はこの政策は日本版サブプライム問題を引き起こすと考えます。
昨今の円安傾向により、金利は上昇見込みなので、変動金利型住宅ローンは、金利が上昇します。
無理な借り入れをした人は支払いがキツくなります。
また大半が、家を売却してもローン残るのでハッピーエンドとはいきません。しかしこの住宅ローンや、低金利政策で得をするのは一体誰なのでしょうか?
この話はまた今度。